壁に穴が空いてしまったら、どうしますか?自分で道具を揃えて修繕する「DIY補修」や、ココッチョのような「リペアサービス」に依頼するなど選択肢はさまざま。購入住宅であれば火災保険が適応されますが、賃貸住宅にも同様に補償が適応されることはご存知でしょうか?今回は、賃貸住宅でも自己負担額0円で補修できる方法をご紹介いたします。

借家人賠償責任保険ってご存知ですか?
借家人賠償責任保険とは、賃貸契約している部屋が「突発的な事故」で損壊した場合に、大家さんへの損害を賠償する保険です。賃貸契約時に加入する火災保険とセットになっていることが一般的ですが、大家さんと直接契約や知人同士での貸し借りの場合、そもそも火災保険に加入していない場合もあります。また、個人で契約をしている場合でも、保険の種類によってオプション扱い(別途要料金)の場合もあり、プランに入っていない可能性もあります。まずは保険証券等を確認して、ご自身の加入状況を把握しましょう。

※一般的な賃貸住宅用火災保険の内訳例(図作成/ココッチョ編集部)
借家人賠償責任保険の適用範囲について
前述のように、「突発的な事故」による損害が適用範囲となります。水漏れや火災、破裂・爆発のほかに、ものがぶつかってしまったり、つまづいた拍子に破損したなども適応されます。「壁を殴ってあいてしまった」「自分で壁穴を直そうとして失敗してしまった」「ペットが傷をつけてしまった」などは対象外となりますのでお気をつけください。また、この保険は退去後解約となってしまうため、破損した場合はすぐに保険会社に連絡をしてください。

※借家人賠償責任保険で保障される一例(図作成/ココッチョ編集部)
※加入している保険会社によって適用範囲や補償内容が異なります。
自己負担0円で、スムーズ退去
賃貸住宅の場合、退去時には物件を現状回復する義務があります。本当は保険で修繕できたのに、退去時点検で10万円近く支払うことになってしまったケースも少なくありません。 退去時までにしっかり壁やドアを修復して、ストレスなく退去しましょう。